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加齢による眼瞼下垂症の治療を始めました

大阪大学形成外科三浦智絵医師が大手前病院皮膚科にて眼瞼下垂症手術を担当します。
眼瞼下垂とは上眼瞼が瞳孔にかかり視野が狭くなった状態をいい、さまざまな原因により起こりますが、その中で加齢によるものが多く、当院では加齢による眼瞼下垂を治療しています。
加齢により眼瞼挙筋(以下、「挙筋」と申しますが)が瞼板から緩み、はずれて眼瞼が下垂することが原因です。そして、これは真の眼瞼下垂ではないので、偽眼瞼下垂に分類されますが、加齢によりまぶたの皮膚が余る「余剰皮膚」によっても視野が障害されることがあります。
眼瞼下垂の特徴を実際の患者さんの写真でお示しします。特徴として、眼瞼下垂、眼瞼の菲薄化(まぶたが薄くなり、眼窩脂肪の溝がくっきりする)、重瞼線の上昇(二重の線が上がる)、眉毛拳上(視野狭窄を補うために眉毛をしっかりあげて見ようとする)などがあります。以上のことは術前・術後の写真を比較するとわかりやすいと思います。おでこに皺がはいって、一所懸命眉毛をあげているのがおわかりと思います。
 

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術  前 術後5カ月


手術適応は一般には60才以降で行われることが多いですが、眼瞼下垂の発症年齢には個人差が大きく、コンタクトレンズを着用している人、またアトピー性皮膚炎や花粉症でまぶたをこする癖のある人は30才代、40才代からでも発症します。

手術について

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手術は局所麻酔で行います。左写真のように、重瞼線を切開します。傷跡は新しい二重瞼の線となり傷跡とはわからなくなります。この患者さんは皮膚の余りを認めたので、余剰皮膚の切除も同時に行っております。中央写真のようなマーキングの箇所で挙筋腱膜を瞼板にナイロン糸で固定します。術中に途中、座位になってもらい、左右対称に瞼が開くように微調整を行います。最後に皮膚縫合を行います。右写真は術後直後です。

手術時間は術式にもよるのですが、片目が約1時間半、両目で約3時間です。
1週間後に抜糸します。合併症として腫脹と内出血をきたしますが術後2-3日がピークで、2-3週間で落ち着きます。術式の選択・入院の要否は医師の判断にお任せください。

手術を希望される方へ

手術ご希望の方は形成外科外来(火曜日午後 要予約)の診察をまず受けてください。
予約にはかかりつけ医院・クリニックの紹介状が必要です。予約は平日午後1時~5時に皮膚科にて受付け致します。電話にても予約可能です。
皮膚科外来 電話(06)6941-0484

担当医

吉龍 澄子
  日本形成外科学会認定専門医・指導医

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