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呼吸器内科・腫瘍内科

 

顧問
呼吸器センター長
中野 孝司

所属学会・資格等
日本内科学会認定内科医、指導医
日本呼吸器学会専門医、指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、指導医
日本がん治療認定医機構 暫定教育医
日本臨床腫瘍学会 暫定指導医
日本結核病学会 結核・抗酸菌症認定医・指導医

肺がん・中皮腫
胸膜疾患
職業性肺疾患
呼吸器感染症
兵庫医科大学名誉教授
顧問
河原 正明
所属学会・資格等
日本内科学会評議員
日本呼吸器学会専門医、指導医
日本呼吸器内視鏡学会指導医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
肺がんCT検診認定機構認定医
日本肺癌学会特別会員
産業医
肺腫瘍
悪性腫瘍全般
呼吸器内科部長
飯田慎一郎
所属学会・資格等
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
日本結核病学会結核抗酸菌症指導医
肺がんCT検診認定機構認定医
日本呼吸器学会専門医
日本肺癌学会会員
日本結核病学会会員
 一般呼吸器
肺がん
呼吸器内科医員
中島 康博
所属学会・資格等
日本内科学会認定内科医
日本結核・抗酸菌学会認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
 一般呼吸器
呼吸器内科レジデント
石垣 裕敏
所属学会・資格等
日本内科学会会員
日本呼吸器学会会員
 一般呼吸器

診療科の特徴と診療内容

アスベスト関連疾患

アスベストにはがん化と線維化を起こす作用があります。アスベスト繊維を吸入(アスベスト曝露と表現します)して、40年ほど経過しますと、特異的に中皮細胞ががん化します。これを中皮腫といいます。仕事などでたくさんアスベストを吸うと、肺に線維化がおこります。これを石綿肺といいますが、肺の線維化を基にして肺がんが発生することがあります(石綿肺癌)

1:中皮腫
中皮腫の多くは胸膜に発生します。まれに、腹膜や心膜にも発生することがあります。アスベスト曝露が主な原因ですが、遺伝的な因子が関与する場合もあります。以前は稀な腫瘍でしたが、最近は非常に増えてきました(図)。阪神工業地帯はアスベスト関連発がんの好発地域ですが、なかでも大阪府は日本で最も多くの中皮腫が発生しています。
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1-a:診断
当院では、早期に中皮腫を確実に診断するため、外科的な胸腔鏡で胸膜生検を実施し、呼吸器内科・呼吸器外科・病理の合同カンファレンスで診断をつけています。
1-b:治療
標準的な化学療法に加えて、研究倫理審査委員会で承認を受けた新たな治療法も行っています。中皮腫は公的補助の対象疾患ですので、診断が確定しますと、アスベスト職歴のある場合は労災として、それ以外は石綿被害救済法の手続きをしていただきます。

2:アスベスト関連良性胸膜疾患
2-a:良性石綿胸水
アスベストは、悪性腫瘍だけではなく、良性の病態も起こします。曝露後20年ほど経過しますと胸水が貯留します。良性石綿胸水と呼ばれるものですが、検査を行ってもはっきりとした所見がないので、多くが原因不明の胸水とされます。その中に極めて早期の胸膜中皮腫が含まれていることがあり、検査が必要になります。当院では適切に胸膜を生検し、診断を確実に致します。良性石綿胸水は自然に消退し、再貯留することがあります。
2-b:びまん性胸膜肥厚
胸膜には肺を包む臓側胸膜と胸腔内面を内張する壁側胸膜があります。びまん性胸膜肥厚とは臓側胸膜が厚くなったものですが、良性石綿胸水と共にみられることがあります。また、CTでは円形無気肺がみられることもあります。
2-c:胸膜プラーク
アスベスト検診などで見つかる壁側胸膜が部分的に硬くなったもので、レントゲンでは石灰化(骨の様に白く見える)がみられることがあります(写真)。これは胸膜の腫瘍ではなく、症状は殆どありません。プラーク自体ががんになることはありませんが、アスベスト曝露を受けた証拠になり、経時的に経過を見ていく必要があります。
image004.jpg  胸膜プラークのレントゲン像(矢印の白い部分)
 

肺がん

肺がんは50歳以上になりますと急激に増えてきます。タバコを吸う方に多いのは言うまでもありませんが、受動喫煙(他の人が吸ったタバコの煙を吸うこと)でも肺がんのリスクを高めます。禁煙すると肺がんになるリスクを下げる効果があります。
 肺がんは、咳や痰、胸痛などの症状が出て発見される場合と、検診や他の病気で通院中に無症状で発見される場合があります。症状発見の場合は進行がんの比率が高くなり、症状が出る前に発見することが大切です。当院では低線量肺がん検診を行っています。

1:診断と治療
当院では、呼吸器内科・呼吸器外科・病理との合同カンファレンス(毎火曜日)で、肺がんの診断と治療方針を決定しています。診断に重要な気管支鏡検査は、静脈麻酔を併用して負担の少ない方法で実施しています。治療は日本肺癌学会診療ガイドラインに準拠して行いますが、合併症のある場合は各領域の専門医と協力して治療を行います。

2:早期肺がんの実例
写真は3年前の検診で僅かな陰影が見つかり、定期的に経過を厳重に観察させて頂き、3年後には陰影がやや増大する傾向がみられたために、切除させて頂きました。T1aN0M0という早期の肺がんで、完治されています。
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検診での僅かな陰影(左図矢印)がやや増大する傾向があり(右図矢印)、外科治療で完治しています。

3:合併症のある肺がんの治療
本院には日本専門医機構のサブスペシャリティ領域の専門医が揃っています。肺がんは高齢の方に多いため、合併症がしばしばみられますが、治療を要する合併症のある場合は、各領域の専門医と協力して治療を進めます。
 

気胸、難治性膿胸、その他の呼吸器疾患

悪性腫瘍以外に、呼吸器疾患全般の診療を致します。呼吸器外科と呼吸器内科の両者の治療が必要な疾患(難治性気胸や膿胸など)では、協力して治療を進めています。
 

地域医療機関の先生方へ

平成29年4月より呼吸器センターとして腫瘍性呼吸器疾患を中心に呼吸器全般の診療を行っています(写真)。呼吸器内科・呼吸器外科および病理との密接な連携で、早期に確実な診断を目指しています。腫瘍のみならず、間質性肺炎やCOPDなどの良性呼吸器疾患の診断・治療を専門的に行っています。何なりとご相談いただけましたら幸いです。image0111.jpg 呼吸器センターのスタッフ

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