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神経内科研修を希望する方へ

 

概 要

場所は京阪・地下鉄谷町線の天満橋駅から徒歩数分で、大阪城・府庁のすぐそばです。病床数は401(内、地域包括ケア病床46)で中規模の市中病院ですが、各診療科が揃っている上に垣根が低く、非常に連携の取りやすい職場環境です。
当院の神経疾患診療の歴史は実は長く、野木一雄初代院長(昭和26年~同58年)に始まります。ALSなどの臨床研究で業績をあげ日本筋電図学会会長も勤められました。その後一時ブランクはありましたが、平成4年に大阪大学第2内科・神経内科から院長として垂井清一郎名誉教授(同年4月~平成10年3月、現名誉院長)、さらには西川嘉郎先生(前・診療部長)が着任されました(~平成26年3月)。その後、阪大神経内科・脳卒中科から須貝が平成21年4月に着任し現在に至ります(同22年6月~神経内科部長)。現在、日本神経学会准教育施設、日本脳卒中学会認定研修教育病院に認定されています。
 

当院神経内科の特色

神経内科常勤医・専門医は2名、後期研修医が2名にローテーターの初期研修医(1・2年次)が加わり、常時5名程度の体制です。脳神経外科とは小規模ながら「脳神経センター」を構成し、外来・病棟も一緒ですので外科的処置を含めた種々の神経疾患への対応が可能です。パーキンソン病に対する深部脳刺激術(DBS)も積極的に行われています(当院脳神経外科のページ参照)。
当院は2次救急指定病院であり、定床17の神経内科も可能な限り神経救急患者を受け入れる方針で、平成25年度の神経内科新入院223例中、脳血管障害は105例(ほとんどが急性期脳梗塞)が最も多く、その他神経変性疾患(パーキンソン病・脊髄小脳変性症・筋萎縮性側索硬化症など)、末梢神経障害(ギラン・バレー症候群など)、髄膜脳炎・脳症、てんかん、筋疾患など極めて多岐に及んでいます。神経内科関連諸検査は核医学検査を除いて全て実施可能で、MRIを含めた画像検査は極めて迅速に対応可能ですし、神経筋生検も阪大神経内科・脳卒中科病理グループの先生方のご協力の下に実施しています(最近ではネマリン・ミオパチー、ポンペ病など)。
当院は他の診療科との連携が非常に取りやすいのが第一の長所と思います。当院へ着任直後のことですが、意識障害の入院患者さんで、LDHが1万台と著増し頭部MRIで脳梁膨大部に異常信号域を伴っていた例がありました。当初は悪性リンパ腫などを疑いましたが、その後AST・ALTが劇増し最終的にA型劇症肝炎による脳症と診断しました(09年内科地方会で発表)。診断に困っていたところ、どこからともなく血液・消化器・腎臓内科の10数名の先生方が詰所に集まって来られた様子は圧巻で、当院の連携の良さを実感したものです。
当神経内科診療のモットーは、以下の通りです。
(1)脳卒中に限らず神経筋疾患全ての分野に対応します
(2)「受診して良かった」と感じていただける診療を目指します。
(3)治せるもの・治療が期待できるものは決して見逃しません。
今後もこのモットーを実践すべく、努力していきます。
 

神経内科研修を希望される方へ

当院神経内科は小規模ですが、若手医師の教育に力を入れています。教育活動は指導医側にとっても自己の知識・技量のレベルアップのために必要不可欠と考えているからです。
火曜日夕方は医師(脳神経外科・放射線科)・病棟看護師・リハ療法士などと脳神経センターカンファレンス、木曜日午後は神経内科カンファレンス・部長回診、金曜日夕方には抄読会を行い、若手医師に効率的なプレゼンテーションができるよう指導しています。また問題症例については神経内科内で適宜ディスカッションしながら治療方針を微調整していきます。他診療科にまたがる問題は、当院ならではの連携の良さを生かして迅速にコンサルトが可能です。
さらに若手医師には単なる症例提示だけでなく文献検索を通じて学問的考察を深めてもらうよう配慮し、日本神経学会・内科学会近畿地方会などで積極的に演題発表ができるよう指導しています(「業績」のページ参照)。国家公務員共済組合連合会の系列病院である虎の門病院内に大学並みの機能を持った中央図書室があり、文献検索・入手は非常に便利な体制です。
最後になりますが、医療の実践や医学の追求のいずれにしても今後活動していくためには、単なる医療技術の習得だけでは不十分です。医師である以前に自立した一個人として、病院・組織におけるご自身の立ち位置を理解し、院内他職種、患者様やご家族等とのより良いコミュニケーションのあり方について考え続ける態度を身に付けていただきたいと願っています。
是非、当院神経内科での研修をご検討ください。

神経内科部長
須貝 文宣

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