脈が速い頻脈、脈が遅い徐脈、脈が飛ぶ期外収縮、慢性的なものから発作的に出現するものまで様々な不整脈の種類があります。頻脈性不整脈は、主に内服加療やカテーテルアブレーション、徐脈性不整脈はペースメーカ植込み術を行います。当院では、2019年4月から “不整脈治療センター”を設置し、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションによる治療を積極的に行っています。カテーテルアブレーションとは、カテーテルと呼ばれる細い管を血管の中に通して心臓に挿入し、カテーテルの先端のチップを通して高周波電流を流し不整脈の原因となる心筋組織を焼灼して不整脈を根治する治療法です。特に心房細動に対する根治術としてカテーテルアブレーションの発達はめざましく、薬物治療と比較し、洞調律維持率が高く有効性が高い治療法です。近年、バルーン(風船)を用いて心筋組織を冷凍凝固することで治療する冷凍バルーンアブレーションも可能になりました。
その他、対象となる不整脈は、発作性上室性頻拍症(WPW症候群、房室結節リエントリー性頻拍症)、心房頻拍、心房粗動、心室性期外収縮、特発性心室頻拍などです。また、今までは治らなかった複雑な機序の不整脈もカテーテル技術の進歩と最新式の3次元マッピングシステム (CARTO) を用いることにより治療可能な時代になりました。
水曜日に不整脈外来を開設いたしましたので、不整脈のことでお困りの患者様がおられましたら、一度当院にご紹介ください。
土井 淳史 (どい あつし)
診察日 | 水曜日(午前・午後) |
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役職 | 不整脈治療センター長 |
主な 専攻分野 |
循環器一般・不整脈 |
所属学会・ 資格等 |
日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、不整脈専門医、ICD/CRTD植込み認定医、難病指定医、医学博士(大阪市立大学)、身体障害者指定医 |
略歴 | 1998年 大阪市立大学医学部 卒業 1998年 淀川キリスト教病院 臨床研修医 1999年 大阪市立大学医学部附属病院 臨床研修医 2000年 神戸真星病院 医師 2000年 府中病院 医師 2001年 大阪市立大学医学部附属病院 大学院生 2004年 大阪市立大学医学部大学院 循環器病態内科学 修了 2000年 和泉市立病院 医師 2007年 大阪市立大学医学部付属病院 前・後期研究医 2009年 国立循環器病研究センター 専門修練医 2011年 桜橋渡辺病院 医師 2012年 大阪市立大学医学部附属病院 病院講師 2014年 愛染橋病院 副部長 2015年 大阪市立大学医学部附属病院 講師 大阪社会医療センター(出向) 2016年 大阪市立大学医学部付属病院 講師 2018年 大阪市立大学医学部附属病院 講師 大阪社会医療センター(出向) 2019年 国家公務員共済組合連合会 大手前病院 不整脈治療センター長 |
日付 | 曜日 | 担当 | 備考 |
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休診・代診情報はありません。 |
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