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みなさま大手前病院のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
トップページにありますように大手前病院には"KKR"という冠がつけられていま す。これは国家公務員共済組合連合会(KKR)を母体とする公的施設に準じた病院 として設立されたことから由来したものではありますが、私たちはこれを「こころ (KKR)」と読みかえて心のこもった医療をみなさまに提供したいと思っておりま す。開設は昭和26年(西暦1951年)で場所は大阪城を見晴らすお濠端であり今 も変わっていません。以来、家庭的で暖かい雰囲気の中で最高の医療を提供すること をモットーとして参りました。また同時に、大阪大学医学部をはじめ近畿一円の大学 医学部および医科大学と連携した教育研究関連施設としての役割も果たしてきまし た。建物は平成16年9月に全面建て替えが完了し現在築後5年です。医療機器は建 物完成を待って最新のものを整備し、以後もそれは継続しています。MRIはドイ ツ・シーメンス社製1.5テスラの高性能機種、CTも世界最高水準の東芝製64列 マルチスライスを導入、内視鏡機器、手術麻酔関連機器などもすべて最新です。また 放射線治療装置は高精度の照射が可能なバリアン社のCLINAC-21EXを導 入、がんの根治治療から再発や転移後の緩和治療にいたるまで幅広い治療内容に対応 できるようにしています。平成21年12月には血管造影装置を東芝社製の最新機種 Infinix Celeve-i・INFX-8000Vに更新しました。地域のかかりつけ医の先生方との連 携強化も意識した取り組みをおこなっています。それらにより平成21年4月に「大 阪府がん診療拠点病院」の指定をうけました。診療機能は「がん・脳卒中・急性心筋 梗塞・糖尿病」を核にし、整形外科も含めた24時間対応の2次救急医療もおこなっ ています。
もうひとつの病院の特徴は職種、診療科の垣根を越えた組織横断的な運営がなされて いることです。あらゆる職種の専門家が有機的に結合し総合力を発揮できるセンター 構造となっています。心臓センターでは循環器内科医と心臓血管外科医がチームを組 んで循環器専用救急対応をし、看護師、放射線技師、臨床検査技師等々が密に協力し て治療に当たります。脳神経センターでは脳神経外科医、神経内科医、理学療法士、 作業療法士、言語聴覚士、看護師等々が共同して、脳卒中、脳腫瘍、パーキンソン病 等々の治療や神経機能回復のための訓練に当たっています。糖尿病センター、内視鏡 センター、肝臓センター、呼吸器病センター、角膜センター、等々も同様です。また 血液疾患、消化器疾患、乳腺疾患、泌尿器疾患など、お産と小児疾患を除く全ての疾 患に対して専門的にまた統合的に最善の医療を提供できる体制を整えています。さら には、皮膚科におけるスキンケアや耳鼻咽喉科における聴覚訓練など、各専門診療科 においても幅広く医療を提供できるように努めています。また急性期の治療が終わっ た後の回復期に過ごしていただくための療養病床も備えています。ここでは退院まで リハビリテーションなどに励んでいただくことが可能です。
大手前病院の特徴の一つに、伝統ある健康管理センターがあります。元々は、公務員 の健康管理のためにスタートしましたが、現在では官庁のみならず会社など多くの施 設や地域の方々の健康管理に当たっています。新病院建設を期にここでも最新の機器 を導入し、検査機能はさらに充実しました。メタボリックシンドロームなどの生活習 慣病や各種疾患の予防や早期発見に威力を発揮しています。大手前病院には教育施設 としての重要な役割があります。研修医教育については近畿地域の大学付属病院と連 携し、良い医師を世に送り出すために職員一同精一杯の努力をしています。病院に附 属した大手前看護専門学校は長い歴史を誇っており、人間性と実践力を高めることを モットーとして教育に励んでいます。
最後に、大手前病院は2つの外部評価認証をうけています。すなわち、医療の質を保 証する管理システムとして国際基準である「ISO9001」、財団法人日本医療機能評価 機構による「病院機能評価」です。これらは病院組織が横断的に機能するためにきわ めて有用であります。大手前病院は今後とも、患者さんに視点を定め最善を尽くすと ともに、医学と医療の発展のために総力を挙げて取り組む覚悟です。ご理解とご支援 をいただきますようお願いいたします。
病院長 大口 善郎