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当院について

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病院長 宮本 裕治

私は平成3041日より病院長として赴任しました。それまでは、兵庫医科大学心臓血管外科学講座主任教授として14年間勤務しました。私の場合、内部から昇任した病院長とは異なり、病院の現状と問題点の把握から始めました。ただ、外部から赴任した時の長所として、内部に長期在籍していると当たり前で気づかないけれども改善する余地があることに気付きます。患者さんの意見を取り入れフレッシュな視点から新たな改善点をみつけて、より良い病院にしていきたいと思っております。
 さて大手前病院の現状としてお話しすることとして、まず当院の地域での役割が大きく変化しています。当院は大阪府の「がん診療拠点病院」の認定を受けており、これまで中規模の総合病院としてがん診療に力を入れて全身のトータルケアを行っていました。ところが、平成293月に大阪国際がんセンターがすぐ近くで開院され、がんに特化した専門病院として活発に診療されています。現在、当院と大阪国際がんセンターとは競合することなく提携しており、共通の診察券を使用し、また電子カルテを通して患者さんのデータをお互いに知ることができるようになっております。最近の高齢化社会を反映して、がん患者さんでも心臓病・呼吸機能低下・肝臓や腎臓の機能低下・重症糖尿病を代表とする代謝疾患や自己免疫疾患など多くの合併症を持った患者さんが確実に増加しています。このような患者さんに対しては、大阪国際がんセンターと総合病院である当院との共同で治療するようになっております。このように当院においてはこれまで同様、がん診療をひとつの大きな柱として診療を行っていきますが、これからは上記のように変化していく必要があると考えております。
 地域における大手前病院の役割を考えると、各診療科で専門家として標準治療を確実に行うだけでは不充分であり、柱となる診療科を育てていく必要があります。たとえば元々当院は循環器疾患の治療が活発であり、現在も狭心症・心筋梗塞を中心とした循環器疾患を数多く治療しており、今年はさらに不整脈治療センターが新設されました。よって今後、循環器疾患の治療は大きな柱として発展させたいと考えています。もちろん、それ以外でも柱となる可能性がある診療科は多数あり、そこには医療資源を注いで最先端レベルでの診療を行います。当院の中堅・若手医師の誇りと向上心は強く、当院では24時間オープンで毎年4000件以上の救急搬送を受け入れています。これは地域において重要な役割を果たしており、二次救急であればどのような疾患でも対応できるように発展させたいと考えています。一方、当院には教育施設としての重要な役割もあります。大阪大学医学部と最も強い関連がありますが、近畿一円の大学と連携した医師の教育施設としての役割を果たしています。また、大手前病院独自のプログラムによる研修医の育成も行っています。幸いこのプログラムは医学生に人気があり、毎年高い倍率から選抜された優秀な研修医が働いています。
 当院はいつでも患者さんを受け入れる敷居の低い病院として、地域の他の医療機関と緊密に連携することを重視しています。個々の患者さんに合わせて家族構成や社会的背景なども考慮して、複数の疾患に対して総合的に最適の治療を行うことによって、地域で絶対に必要とされる病院となれるように職員一同努力しています。


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