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当院について

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病院長 宮本 裕治

 

 平成30年4月1日より、新病院長として赴任しました宮本裕治(64歳)です。私は、大阪大学医学部を卒業し、医師として40年が経過しました。これまでは、兵庫医科大学心臓血管外科学講座主任教授として14年勤務しました。
 病院管理職としての経験は兵庫医科大学病院の副院長を5年間務めました。私の場合、内部から昇任した病院長とは異なり、病院の現状と問題点の把握から始めなければなりません。ただ、外部から赴任した時の長所として、内部に長期在籍していると当たり前で気づかないけれども改善する余地があるということが、いくつかあると思います。これまでも大口前病院長のリーダーシップのもと、職員一同頑張って色々と改革されてきました。私もフレッシュな視点から新たな改善点をみつけて、より良い病院にしていきたいと思っております。
 さて、まだ具体的な運営方針を明快に示すことができる段階ではありませんが少し述べます。現在、赴任して2週間であり現状の理解も不充分で的外れな点があればご容赦ください。まず大手前病院の地域での役割が大きく変化しています。当院は大阪府の「がん診療拠点病院」の認定を受けており、これまで大阪市中央区で総合病院としてがん診療に力を入れて全身のトータルケアを行っていました。ところが、平成29年3月に大阪国際がんセンターがすぐ近くで開院され、がんに特化した専門病院として活発に診療されています。現在、当院と大阪国際がんセンターとは競合することなく提携しており、共通の診察券を使用し、また電子カルテを通して患者さんのデータをお互いに知ることができるようになっております。最近の高齢化社会を反映して、がん患者さんでも心臓病・呼吸機能低下・肝臓や腎臓の機能低下・重症糖尿病を代表とする代謝疾患や自己免疫疾患など多くの合併症を持った患者さんが確実に増加しています。このような患者さんに対しては、大阪国際がんセンターと総合病院である当院との共同で治療するようになっております。このように当院においてこれまでは、がん診療をひとつの大きな柱として診療を行ってきましたが、これからは変化していく必要があると考えております。
 地域における大手前病院の役割を考えると、全ての診療科を標準以上のレベルにするだけでは不充分であり、柱となる診療科を育てていく必要があります。元々当院は循環器疾患の治療が活発であり、現在も狭心症・心筋梗塞を中心とした循環器疾患を数多く治療しています。よって今後、循環器疾患の治療は大きな柱として発展させたいと考えています。もちろん、それ以外でも柱となる可能性がある診療科は多数あり、そこには医療資源を注いで最先端レベルでの診療を行います。中堅・若手医師の誇りと向上心は強く、当院では24時間オープンで毎年4000件以上の救急搬送を受け入れています。これは地域において重要な役割を果たしており、どのような疾患の救急でも対応できるように発展させたいと考えています。私自身は、40年間に心臓血管外科医としてこれまで4000例以上の手術を経験してきました。よって、当院においても通常の手術はもちろんのこと複雑な心臓弁膜症や大動脈疾患の手術も行いたいと考えております。病院長として微力ながらリーダーシップを発揮して病院のさらなる発展を目指しつつ、現役の外科医として手術を続けるという「二刀流」でやっていきたいと思っております。  当院には教育施設としての重要な役割もあります。大阪大学医学部と最も強い関連がありますが、近畿一円の大学と連携した医師の教育施設としての役割を果たしています。また、大手前病院独自のプログラムによる研修医の育成も行っています。幸いこのプログラムは医学生に人気があり、毎年高い倍率から選抜された優秀な研修医が働いています。
 当院は大阪市中央区において、世界に通用する最高レベルの治療を提供できる病院でありながら、地域の他の医療機関と連携することを重視しています。個々の患者さんに合わせて家族構成や社会的背景なども考慮して、複数の疾患に対して総合的に最適の治療を行うことによって、地域で絶対に必要とされる病院となれるように職員一同努力する所存です。

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